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高価格帯サービスは必要なのに「やれない」理由
今日は「クリエイターと経営者はちゃんと説明しろ」という話をします。
先日、Voicyパーソナリティーの「ちきりん」サンの放送を聴いていたら、「経営者は、もっと高価格帯の商品・サービスを提供していかなきゃ(高所得層もターゲットにしていかなきゃ)ダメだよ」という話をされていて、まったくその通りだなぁと思いました。
これは、もう散々言っていることですが、それをしなかったら、スタッフが安く買い叩かれ続けるわけだし、あと、もう一点。
「VIPをとって、そこでまとまった売り上げを確保しておかないと、全体の値段が上がってしまう」ということがある。
「飛行機はファーストクラス&ビジネスクラスがあるから、エコノミークラスが、あの値段で提供できてるんだよ」という話ですね。
こんなのサービス設計の教科書の1ページ目に書かれているような話なんですが、これをやらない経営者&クリエイターが多いこと多いこと。。
で、これに関して、少し深堀りすると、やっていない人の中には、シンプルに知識が無いから「やらない人」とは別で、「やれない人」がいると思っています。
なぜ、やれないのか?
高い値段を設定した人やチームを叩いてしまう習慣があるからです。
言うまでもありませんが、たとえば税金というのは、所得に応じて年間にウン億円、ウン十億円を払っている人がいます。
「そこを全員一律にしちゃって、大丈夫?」という話です。
普通に考えると分かると思いますが、全員一律の値段にしちゃうと、「弱い人に厳しい世界」になるんですね。
これはライブシーンでも、お店経営でも全く同じです。
問題は、このトンチンカンで「優しさと知性の欠片もない批判」を、アンチだけじゃなくて、「一部のファン」も一緒になってやってしまう…ということです。
そして、クリエイターや経営者は、その一部のファン達に嫌われたくないから、それがやれない。
その結果、「スタッフのギャラを下げる」か、あるいは、「お金に余裕がないお客さんのチケット料金を上げる」という選択をしてしまう。
この世界って、一つも優しくないんです。
「お金を出す人」がいるおかげで、「出さなくてもいい人」が生まれている
何が言いたいかというと、一流のサービスというのは「お金を出す人」と「出さなくてもいい人」を完全に分けているという話です。
もっというと、「お金を出す人」がいるおかげで、「出さなくてもいい人」が生まれているという話です。
社会というのは、そうやって互いに支え合いながら回していくもんじゃん!
繰り返しますが、これはライブシーンでも、お店でも一緒です。
特に今の日本なんて、「個別」で生きれるほど余裕ないですよ。
出せる人に出してもらって「ごちそう様です」でイイんです。
なんか朝から熱くなってきちゃったけど、クリエイターや経営者は、もっと声をあげなきゃダメですよ。
高価格帯の商品を出した時に、(そもそも)その商品を買う気がないお客さんが「高い!」と言った時は、「この商品をこの値段にしているから、あなたが買ってくださった商品の値段を下げることができているんです」という声をあげなきゃダメ。
要するに、自分のお客さんに対して、そこの教育をしなきゃダメ。
これはくれぐれも「僕を擁護して」と言っているわけじゃなくて、「S席が高い!」と誰かが炎上していたら、クリエイターや経営者は見て見ぬフリしちゃダメだよ。
そんなものを炎上させちゃダメなんだって。
なぜなら、それは、アンタと、アンタを信じてついてきているスタッフと、お客さんを痛めつけることに繋がるんだから!
…朝から熱くなっちゃってすみません。まぁ、そういうことです。
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