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「売り場」がある今だから、僕らは『権利』ともっと向き合った方がイイ
昨日、僕、『パブリックドメイン』の話をさせていただきましたが、正直、「『パブリックドメイン』という言葉を初めて聞いた」という方が少なくなかったと思うんです。
要するに、これまで多くの方にとって、『権利』というテーマは日常ではなかったということですね。
「権利? いや、私には関係ないし」という。
ここは少し見直した方が良いと思っていて、「そもそも、何故、私は『権利』のことを真剣に考えなかったんだろう?」というところから考えてみると、出てくる答えは「『権利』が必要となる場面が少なかった」ということだと思います。
たとえば、映像の権利を持っていたところで、DVDにするのも大変だし、頑張ってDVDを作ったら、今度は売るのが大変だし、そもそも「売る場所」を持っていないし…みたいな。
もう昔すぎて忘れたかもしれませんが、僕らは、その昔、世間に対して、動画や音声を発信することはおろか、文章すら発信する場所が無かったんです。
文章を発信しようと思ったら、吉本ばななサンとかと戦って「新聞・雑誌の連載コラム」みたいな枠を勝ち取らなきゃいけなかったんです。
なので、動画の権利を持っていても、音声の権利を持っていても、文章の権利を持っていても、それらの売り場を自分で持っていないから、「権利を持っていても仕方がない」が当たり前だったんです。
だから、売り場を持っている大きな会社に、動画や音声や文章を渡して、売ってもらっていたんですね。
「権利」と「売り場」ってセットなんです。
売る場所がなければ、権利を持っていても仕方ないんです。
そして、昔の人は売る場所が無かったけど、今の人は売る場所があるんです。
つまり、今、「多くの人が『売り場』を持っているのに、『権利』を持っていないから売れない」ということが起きている。
「起きている」というか、生まれてコレまで『権利』について真剣に考えてこなかった僕らは、今おかれている状況に…もっと言うと「取りこぼし分」に気付けていない。
たとえば、『パブリックドメイン』の話で言うと、『オズの魔法使い 絵本』で検索すると、ポプラ社から出ているものや、フレーベル社から出ているものなどなど、ものすごい数の『オズの魔法使い』が出てくると思うのですが、あれって、パブリックドメインだからなんですね。
でも、インフルエンサーで、「アパレルブランドを作ろう」とか「焼肉屋さんを作ろう」とか、それこそ「グッズを作ろう」という人はいるけど、「『オズの魔法使い』作ろう」という人、いなくないですか?
自分の影響力を使って売ることができる様々な選択肢の中から、『オズの魔法使い』を外したわけじゃなくて、そもそも、「あの超メジャー作品を自分が作る」という発想がない。
誰もが知っている超メジャー作品が毎年パブリックドメインになっていっている時代に立ち会ったのは初めてだし、一人一人が「売り場」を持っている時代に立ち会ったのも初めてて、僕らはこの時代の立ち振る舞いをまだ正確に捉えきれていないけれど、こと『権利』に関しては、僕もあなたももう少し向き合った方が良さそうです。
今日のコミュニティの記事も、この『権利』というものがモロに絡んでくる次のビジネスについて、お話ししたいと思います。
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