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クラファンの目的は「活動予算を集めること」なのに、「目標金額を達成すること」になっちゃう人
今日は『アホすぎるクラウドファンディングの失敗』というテーマでお話ししたいと思います。
結論を先に言っちゃうと、「クラウドファンディングで失敗する人が多すぎるし、その失敗が全然次に活かされてなくない?」ということです。
たとえば…一般的にはクラウドファンディングって、何かやりたいことがあって、それに必要な予算を集める為にやるじゃないですか?
予約販売として利用するクラウドファンディングは別として、多くのプロジェクトオーナーの目的は「活動予算を集めること」ですよね。
そこで、「目標金額」というものを設定して、リターンを用意して、そして、プロジェクトの宣伝をする。
とにかく、来る日も来る日も宣伝です。
ところが、それをやっているうちに、いつのまにか、「目標金額を達成すること」が目的になっちゃう人がいる。
そして、そういう人が少なくない。
内容をよくよく見たら、たしかに目標金額の100万円は達成してるけど、リターンの原価とサイトの手数料の合計が98万円みたいなことになってたりする。
この場合、手元に残るのは2万円なわけで、この2万円を集めるために、二ヶ月間せっせとクラファンの宣伝を続けてたりする。
活動予算を集めることが目的なんだから、この場合、必要なのは「売り上げ」じゃなくて「利益」じゃないですか。
二ヶ月間せっせと宣伝して、手元に残るのが2万円だと、コンビニでバイトして、活動予算を集めた方が遥かにコスパが良い…ということぐらい100人中100人が分かることだと思うのですが、調べによると、100人中90人ぐらいは、この地雷を踏んでるんです。
「プロジェクトを進めるお金がない」と支援者さんの期待を裏切ってしまう
この時、最大の罪は支援者さんの期待を裏切っていることですよね。
支援者さんはプロジェクトを遂行してくれると思ってリターンを購入したのに、プロジェクトオーナーが原価計算をしないばっかりに、「プロジェクトを進めるお金がない」という本末転倒を迎えてしまっている。
頭が悪いにも程があると思うのですが、でも、よくよく考えてみたら、高額の情報商材を販売している人達の宣伝文句や、あるいはテレビに出てくるお金持ちの紹介で、『年商10億円!』とか普通に言ってたりする。
年商10億円でも、年の赤字が1億円の場合もあるわけですが、そっちを見ない人が意外と多いんですね。
「年商10億円、スゲー!」という人がかなりの数いるから、情報商材屋さんも、テレビも、そういう打ち出し方をしている。
あと、もう1つ。
クラファンのリターンを原価の話をした時に、「このリターンは原価がかかってませんから」と言いながら、「お手伝いする権」みたいなのを出して、3000円のリターンで、丸一日潰す人がいたりするんですけど、「時間」をタダだと思っている人、普通にいません?
3000円で10時間働いちゃったら、時給300円なので、もう一度言います。「コンビニでバイトしろ」。
原価計算とかお金の知識を、大人がキチンと勉強した方がいい
クラウドファンディングの時に、「目標金額を達成すること」が目的になってしまって、リターン貧乏になる人が死ぬほど多い件、なんとかしませんか?
モノを販売する時に「原価」を計算することなんて、もう本当に、当たり前中の当たり前じゃないですか。
小学生でも分かるようなことを、いい年した大人が分かってないのって、かなりヤバイ。
こういう話をすると「多くのサラリーマンは原価とか考えなくていいから、そういうミスをしてしまう」という意見が届くんです。
たしかに原価計算とかしなくていいサラリーマンはいるかもしれません。
「雇われている人は、原価計算とかしなくてもいいから、考える必要がない」と言っても、
その子供は考えなきゃいけない仕事に就くかもしれないじゃないですか?
想像してください。
「目標金額に達成したけど、リターンの原価が高すぎて、手元にお金が残ってない」という親に育てられる子供のことを。
そんな親にお金の道徳を教わるんですよ?
ちょっとゾッとしませんか?
子供の未来を本当に願うなら、このあたりのことは、大人もキチンと勉強した方がいいと思います。
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