2024.2.13
諸江史耶
モロ先生の授業「ピアノにも生き方にも通ずること」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)

https://stand.fm/episodes/65cab6f937c9709b24a1a009

練習環境の見直しは本当に大切

僕のレッスンでやっていることは極めてシンプルで、「生徒さんの目的・目標を叶えるサポートをすること」そして、「そのチャレンジにまつわる環境を見直すこと」です。

時々生徒さんから「やっぱりピアノを習うんだったら、ピアノは買った方がいいですか?」と質問をされるのですが、正直、その生徒さんの目的次第というところ。

急成長することが目的だったり、自分の弾きたい曲がいつでも弾けるようなるだったり、コンクールでいい演奏するだったりといった目的を掲げるのであれば、それ相応の練習環境が必要になるので、体験レッスン時点で「なる早でピアノ買った方がいいよー」と伝えるし、予算とこだわりを伝えてくれればおすすめのピアノも伝えます。

目的達成のための練習環境を整備する時間が短ければ短いほど、結果的に安く済むというメリットもあるので。

だから「この目的は達成したい。でもピアノは買えない」という方がいた場合、「この環境でできることはここまでです」とちゃんと伝えますし、それを履き違えて「全然夢を応援してくれないじゃないか!」と言われても、僕もあまり気持ち良くはないのも正直何割かはあるのですが、それより何より、「このアドバイスを批判して、自分からこの可能性を潰して、本当に大丈夫ですか?」と心配になったりします。

逆に環境さえ整えてしまえば、基本的にはどんな目的・目標でも叶うと思ってもらって構いません。

それくらい僕は「練習環境」に重きを置いています。

「よく分からないもの」こそ成長のチャンス

その上で、整った環境から「どんどん成長する人」と「イマイチ伸び悩む人」がいるのですが、ここを分けるのは「知識の量」だと思います。

目的を定めたら、それについてよく調べたり、僕にたくさん質問したりする人(知的好奇心が旺盛な人)ほど、どんどん成長するし、僕が伝えたことに対して「本当ですか?嘘でょ?」の差というのが、今、残酷なぐらいに出ていると思います。

僕はずっと「よく分からないものを否定しちゃダメだ」と言っているのですが、それは自身の成長のためにも、あなたに知識を与えてくれる人のためにも、その姿勢を見直した方がいいと思います。
 
「知識」は「選択肢」となって、あなたの成長を促進してくれるので、たくさん勉強しましょう。

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