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僕はエンタメ人として、世間のエンタメニュースには「いいニュース」にも「悪いニュース」にもしっかりと目を通すようにしているのですが、ここ最近で最も衝撃的だったのは、やはり『札幌ドーム』の話題ではないでしょうか。
つい先日その決算報告と、去年の打ち手について報告していたのですが、ここで「日ハムを虐めたからだ!」みたいな感情論は置いておいて、僕はエンタメ人として「何がいけなかったのか」「どうするべきだったのか」を反面教師にさせていただこうと思っています。
そのためには、あくまでも個人的な意見として、なぞなぞを解くような感覚で札幌ドーム問題と向き合っていたりします。
よく「全国ツアー」の対象地域から外されがちなこの北海道の土地で、これだけ大規模なドームをどう運営していくのか。
どういったPRをして、アーティストさんに「北海道にも行こう!」と思ってもらうのか。
アクセスの悪さ、荷物運搬や機材移動のやりにくさなど、どう改善するのか。
というかそもそも、道外や国外の人を集客するモデルで設計すること自体、間違っているんじゃないか。
僕は昔からプロ野球が好きで、僕の学生時代はSHINJOさんやダルビッシュさんがいた「日ハム黄金期」で、その頃に「このドームは北海道にあってね・・・」と言われた時は、子供ながらに衝撃を覚えたことを今でも覚えています。
それでも日ハムの試合には多くの日ハムファンが駆けつけていて、あれだけ盛り上がっていたのだから、まあ方々で言われていることですが、やっぱり日本ハムファイターズとの契約は続けるべきだったんだろうなあと思いました。
今のエスコンフィールドという新球場は本当にかっこよくて、開設前の「アクセス大丈夫?」みたいな心配は全く感じさせないくらい盛り上がっていて、おまけにチームも好調です。
過ぎた話なのでこれ以上は広げませんが、まずこの球団を手放した一手がどう考えても悪手だったし、自分も反面教師にするところは「交渉時に今、自分は立場が強いのか?弱いのか?」というところを、冷静に判断して行動に移すべきだと刻みましたね。
そこの読みが甘いと、せっかく好意的に思ってもらえている人やチームも、どんどん離れてしまうので。
そして、もう一つ反面教師にさせてもらったのが、ドームが広すぎるからと作った「黒いカーテン」の打ち手。
僕を含むライブ好きな人たちみんなの意見が一致しているのは「広いハコでライブをしているアーティストを見たくて来ている」です。
インディーズ時代から、出立ての時からずっと努力して来たアーティストが、今やどデカいハコでライブができるようになった!という物語に、大勢の人が集まっているんです。
僕だって一人のライブづくりの端くれとして、そこを目指しています。
その夢を、物語を、わざわざお金をかけて潰してしまったんだなあと、率直に感じてしまいました。
「広すぎるから席を減らす」というのは、もう完全に100%運営側の都合で、お客さんや出演者のことを1ミリも考えていない。
そして、日本武道館など、多くの大型劇場は、ステージの組み方次第で「かっこよさを保ったまま」座席を減らしたりできるわけで、その設計を事前に組んでいなかったのか、はたまた知ってもいないのか。
兎にも角にも、多くの大型劇場はそうでもして、お客さんや出演者の夢や物語を守ろうと努力しているんです。
この去年から始まった「カーテン」という打ち手は「お客さん、出演者、そして運営の三者が全員WINになる設計をしていけよ」という反面教師をいただきました。
ただ、先ほどもお伝えした通り、僕が学生時代の日本ハムファイターズが戦っていたあの舞台は、確かにむちゃくちゃかっこよかったんです。
これまで「交渉時の立場」「三者のWIN」という反面教師を振り返って来ましたが、一番の反面教師は「自分で判断せず、イベントのプロに任せること」ですね。
というわけで僕はいつも、エンタメ周りのニュースを見て、こういった内容をまとめて、自分の活動に活かして頑張っています。
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