2024.8.3
諸江史耶
モロ先生の授業「日本エンタメの新たなビジネスモデルの模索」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)

https://stand.fm/episodes/66ad646b1f664f768fb90274

以前もお話して内容で恐縮ですが、日本のエンターテインメント業界が直面している海外依存の問題は深刻で、多くの課題が存在します。

特に、円安の進行や資材の高騰といった要因がランニングコストを増加させ、その影響がチケット価格に反映されることで、観客層の制限やリピーターの減少が生じています。

現在の課題とその影響

  1. 円安と資材高騰:
    • 円安が進行すると、海外からのライセンス料や輸入資材のコストが上昇します。
    • 結果として、制作コストが上がり、その負担がチケット価格に反映される。
  2. チケット価格の上昇:
    • チケット価格が高額になる。
    • 日本人の収入があまり上がっていないため、高額なチケットを購入できる層が限られてしまう。
    • 新規観客の獲得が難しくなり、リピーターも減少する。
  3. ロングラン公演の難しさ:
    • ロングラン公演を行うことで予算回収を目指すも、高額なチケット価格が原因で客席が埋まらない。
    • 結果として、ロングラン公演自体が成り立たず、予算の回収が困難になる。

ビジネスモデルの改善の必要性

問題は作品のクオリティではなく、ビジネスモデルにあります。以下のような改善策が考えられます:

  1. 国内資源の活用:
    • 国内の才能や資源をもっと活用し、海外依存を減らす。
  2. 価格帯の多様化:
    • 多様な価格帯のチケットを提供し、幅広い層が参加できるようにする。
    • リピーター向けの特典を設け、再訪を促す。
  3. 新しい収益モデルの導入:
    • デジタル配信やオンラインイベントなど、新しい収益源を模索する。
    • コラボレーションやスポンサーシップを活用し、収益の多角化を図る。
  4. 観客体験の向上:
    • 高額なチケット価格に見合う価値を提供するために、観客体験の向上を図る。
    • ファミリー向けのプログラムや特典を充実させ、幅広い層にアピールする。

ジョイライブ2025の可能性

『ジョイライブ2025』は、これらの改善策を実践する良い機会です。例えば:

  • ファミリーサポートシートを設け、シングルファミリーや多子世帯を無料招待することで、新たな観客層を取り込む。
  • 多様な価格帯のチケットを設定し、リピーターを増やす。
  • オンライン配信やデジタルコンテンツを提供し、収益源を多角化する。
  • 観客体験を重視し、特典やプログラムを充実させる。

こうした背景と野望を抱えながら、ジョイライブ2025を作っている最中です。

ちなみに、現在ジョイライブ2025は、昨日もお伝えしたとおり日程と会場が決まり、ここからはキャストとチケット料金を決めていく段階です。

それからもちろん、集まったこども支援のマッチングも行なっていきます。

そしてそこから1年かけて、先ほどお話しした「ビジネスモデルの改善」を実践していきます。

会場や日時が決まるずっと前から「こども支援」をお願いし続けてきたのもそのためです。

これから僕たちがどのようにもがいていくのか、ぜひ注目ください。

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