2022.7.31
ニュース
【諸江史耶】『アイデアとお金』の後編

※この記事は、2022年7月29日に掲載された「モロオフ会」の記事より転載しています。

おはようございます。

「仕事ができないヤツは無駄な飲み会をする」「ダサいヤツは『黒い服を着てりゃいい』と思っている」という指摘に、ことごとく当てはまっているジョイ諸江です。

#飲み屋なんて前半30分の記憶しかないぞ

さて。

今日は昨日に引き続き『アイデアとお金』の【後編】をお届けしたいと思います。

昨日の記事をまだ読まれていない方は、先にそちらをお読みください。

今日は、そう遠くない未来に確実にやってくる『グランドクエスチョン(大きな問題)』についてお話ししようと思うのですが…僕自身、その問題の解き方をまだ見つけられていません。

ただ「2年後に確実に津波がやってくるから、どう逃げようかしら?」という問題の共有を今ここでしておきたいと思います。

経済の話です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼ 広がる格差

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『ジニ係数(国民の所得の均等度合を示す指標)』というワードで検索していただけると、秒で出てきますが、今、日本はグイグイと格差が広がっています。

裕福な人はより裕福になり、貧しい人がより貧しくなる世界線です。

これには、いろいろな要因があります。

「少子高齢化」もその一つでしょう。

労働人口が減れば、労働者一人が背負わなければいけない社会保障費は、その分、大きくなります。

あと、子供が減って寿命が伸びると、年金暮らしの人(※「低所得者」に分類されます)の割合が増えるわけですから、その分、低所得者が増えます。

くわえて、『同一労働同一賃金』が叫ばれています。

「同じ仕事をする人間には、年齢や立場関係なく、同じ給料を払おうぜ!」という運動です。

給料を上げようと思ったら、まわりの人達とは違う仕事(まわりの人達ができないような超仕事)をしなければなりません。

「年功序列」とは真逆のゲームなので、【やる気がある若手】からすると、こんなに願ったり叶ったりの状況はなく、ある意味、“努力に対して平等”なのですが(※アメリカっぽい!)、チャンスがあればあるほど、チャンスをモノにできる強者と、チャンスをモノにできない弱者との格差は広がります。

さて。

格差がグイグイ広がっているのは日本だけかというと、勿論、そんなことはなくて、「格差問題」はブイブイやっちゃってる国の共通の課題としてあります。

ただ、文化(仕組み)として、「格差を少しでも和らげよう」という試みはいろんな国でおこなわれていて、そのうちの一つが『寄付』です。

御存知だとは思いますが、欧米だと、セレブ達が、出身校や医療機関や社会問題の解決に積極的に寄付をします。

もちろんピュアな気持ちもあるでしょうし、一方で、下心もあるでしょう。

つまり、「お金持ちが次に手に入れたいのは『お金』ではなくて『名声』」という事実です。

以前、ビートたけしサンが「寄付をしたことを公表するタレント」に対して、「寄付はコッソリとするものだろう!」とツッコまれていたのですが、僕はその意見には疑問を持っていて、ゴールは「弱い人を助けること」なので、『助ける(寄付をする)取り分』は作れば作るほどイイと思っています。

欧米だと、たくさん税金を納めた人や、たくさん寄付をした人がヒーローになり、名声を得られるので、救いの手がたくさん集まります。

格差が広がる中の希望となっています。

ところが…

日本人は、税金をたくさん納めた人間を叩き、寄付をした人間を叩いてしまいます。

当然、

「日本に税金を納めるのはやめておこう」

「日本人に寄付をするのはやめておこう」と考える人が出てきます。

つまり、「日本の貧困層が日本の格差を広げている」という話です。

「税金の流れ」を教えない学校教育や、親にも大きな問題があるでしょう。

下手すりゃ、親も一緒になって、高額納税者を叩いている場合がある。

#バカにも程がある

合理的に考えるのであれば、高額納税者や、寄付をする人は、“おだてた方”が絶対にイイんです。

「高額納税者や寄付をする人をヒーローにすることが、富の再分配になる」ということを、本当は、小学生のうちから知っておかなくちゃいけません。

んでもって、今日の話はコレじゃないんです。

ここまでは、基礎知識。

まだ、本題は始まっていません(笑)

ここから諸江のエンジンがかかります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼ 「意味」がもたらす大きな格差

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この続きは『モロオフ会』で↓

https://www.facebook.com/groups/2965826280409286