2025.10.24
諸江史耶
モロ先生の授業「ヒットだけじゃ会社は守れない」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://stand.fm/episodes/68faae9f7d9ff4be5a6550d2

映画界で社会現象級のヒット作を生み出したアルタミラピクチャーズが破産したニュースは、多くのクリエイターに衝撃を与えました。
「ヒット作を作れば会社は守れる」という幻想は、どんな業界でも危険です。

僕たちのカンパニーも、アーティスト・クリエイターマネジメントを行いながら、オリジナル楽曲やライブを制作する独立系企業です。
だからこそ、このニュースから学べることは多いと感じています。


1. ヒット依存ではなく、作品を“資産化”する

アルタミラピクチャーズは多くのヒットを生み出しましたが、ヒット後の運用が十分でなかったため経営が続きませんでした。

僕たちに当てはめると:

  • ただライブや楽曲を作るだけで終わらせず、長期的に活用できる仕組みを作る
    例:音源の配信やライセンス、グッズ連動、ライブ映像の販売
  • ヒットや注目度に依存せず、複数の収益の柱を持つ

これにより、作品やライブが生まれた瞬間から会社の資産として育てられます。


2. アーティストと会社が持続可能に働ける環境を作る

日本の文化には「クリエイターは清貧であるべき」という価値観がありますが、これは独立系カンパニーにとって危険です。
才能あるアーティストが消耗すると、作品も事業も持続できません。

僕たちのカンパニーでは:

  • アーティストの創作に集中できる環境づくり
  • マネジメント側が事業面の仕組みを整備し、負担を分散
  • ライブや楽曲の制作スケジュールに余裕を持たせる

こうすることで、創作とビジネスが両立でき、長期的に活動を続けられます。


3. ヒットを追いかけるのではなく、育てる文化をつくる

新作至上主義では、次々と作品を作ることが重視されますが、作品を育てることこそが安定した成果につながります。

僕たちのカンパニーでは:

  • 楽曲やライブコンテンツを繰り返し発信するプランを立てる
  • 過去作品を再編集・再演・再配信し、新たな価値を生む
  • アーティストの世界観やブランドを長期的に育てる

これにより、短期的なヒットに依存せず、作品とアーティストを資産化できます。


まとめ

アルタミラピクチャーズの破産は、ヒット作の力だけでは会社は守れないという現実を示しています。
僕たちのカンパニーが学ぶべきことは、主に三つです:

  1. 作品やライブを資産化し、長期的に収益につなげる
  2. アーティストと会社の持続可能な仕組みを作る
  3. ヒットを追うのではなく、作品とブランドを育てる文化をつくる

これらを実現することで、独立系の立場でも創作と事業を両立させ、長く活動できるカンパニーを築いていけます。

僕たちは、アルタミラピクチャーズの背中から「夢を追い続ける勇気」と「現実的な仕組み作り」の両方を学び、未来に活かしていきます。

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