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▼続いている場には、理由がある。
年末に行われる、発表会イベント。
規模としては30人ほどで、決して巨大ではないが、驚くほど「リピーター」が多い。
前年に足を運んだ人の大半が、翌年も自然に集まってくる。
そこには、派手な仕掛けや拡散狙いの演出はない。
あるのは、「その空間そのものを好きになっている人たち」の存在だ。
出演する側、支える側、足を運ぶ側。
立場の違う人たちが、同じ温度でその時間を共有している。
だからこそ、ふらっと立ち寄った人ですら、「来年もまた」と口にする。
発表会イベントも、まったく同じだと思う。
上手に弾けたか、失敗しなかったか。
それ以上に大切なのは、
「この場所にまた戻りたいと思えるかどうか」。
経営も同じで、
一度きりの成功より、
繰り返し選ばれる仕組みのほうが、はるかに強い。
▼目先の反応を追いすぎると、何も残らない
一方で、最近のエンタメ周りを見ていると、別の違和感もある。
短期間で注目を集めること自体は、珍しくなくなった。
けれど、それが「積み重なる価値」になっているかというと、正直疑問だ。
今は、
・誰に届いたか
・何が伝わったか
よりも、
・表示されるか
・広がるか
が優先されやすい。
その結果、表現はどんどん似通っていく。
構成、言い回し、間の取り方。
すべてが「仕組みへの最適化」になってしまう。
研究自体が悪いわけではない。
ただ、それだけに寄せ始めた瞬間、
届け先が「人」ではなくなる。
不思議なことに、
そうして伸びた発信の作り手ほど、
「どんな人なのか」「何を積み上げてきたのか」が見えてこない。
一貫した空気感や価値観を守り続けているエンタメは、
派手さがなくても、人が離れない。
発表会イベントを含む、僕が発信していくエンタメの原点は全てここ。
▼変わらないことが、最大の戦略になる
「応援される存在になるにはどうすればいいか」
この問いは、経営でもイベントづくりでも、必ず出てくる。
その最初の答えは、意外とシンプルだと思う。
簡単に姿勢を変えないこと。
外部の基準に合わせ続けると、
こちらも変わり続けなければならなくなる。
その結果、何者なのか分からなくなる。
エンタメもイベントも、
会社の事業も、
大切なのは「戻ってくる理由」を残せているかどうか。
一時的に目に入る存在になることより、
「また行きたい」「また関わりたい」と思ってもらえるか。
数字や反応に振り回されるより、
人の記憶に残る場を、丁寧につくる。
結局、それが一番強い経営であり、
一番長く続くエンタメなんだと思う。
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