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▼全部見せるか、隠すか
2027年に行うコラボライブのリハーサルを、早速昨日から開始したのですが、そこで一つ話題になったことがあります。
それは、「どこまで情報を出すのか」という問題です。
僕自身は、今のお客さんはライブに行く前に、かなり細かく情報を確認していると思っています。
誰が出演するのか。
どんな曲をやるのか。
どんな雰囲気なのか。
会場はどんな場所なのか。
自分がその時間を使ってまで行く価値があるのか。
そういう情報を一つひとつ確認した上で、「じゃあ行ってみよう」と決める。
だから僕は、基本的には「できるだけ情報を出したほうがいい」と考えています。
ところが、一緒にライブを作っているアーティストからすると、必ずしもそうではありません。
「全部を先に見せたくない」
「当日まで楽しみにしてほしい」
「知らないからこそ面白い部分もある」
この考え方も、すごくよく分かります。
つまり、
「確認できる情報が多いほうが、お客さんは来やすい」
という僕の考えと、
「情報を隠すことで、ライブそのもののワクワクを残したい」
というアーティスト側の考えが、ぶつかるわけです。
こういうとき、どちらかが正解という話ではありません。
実際、ライブを作っていると、こういう小さな意見の違いはたくさん出てきます。
告知のタイミング。
写真の見せ方。
タイトル。
演出。
曲目。
SNSでどこまで話すか。
僕は「こうしたほうがお客さんに伝わる」と思っている。
相手は「でも、こうしたほうが自分たちらしい」と思っている。
それなら、話し合うしかありません。
そして、僕はこの時間が結構好きです。
なぜなら、僕がやりたいのは「自分の考えを押し通すこと」ではなく、一緒に面白いものを作ることだからです。
そもそも僕は、今回のコラボライブは「コラボしたい」と思った人としか、一緒にライブを作っていません。
だからこそ、意見が違っても面白い。
「なるほど、そういう考え方なんだ」
「じゃあ、ここまでは出して、ここから先は隠そう」
「それなら、こういう見せ方はどう?」
そんなやり取りを重ねながら、最初には存在しなかった形が出来上がっていく。
一人で全部決めるなら、もっと早く完成すると思います。
でも、誰かと一緒に作るからこそ、自分一人では思いつかなかったものになる。
僕にとってコラボライブの面白さは、まさにそこにあります。
意見が一致することよりも、意見が違うところから、どうやって一つのものを作っていくのか。
これからも、そんな「話し合うこと自体が楽しい」コラボを続けていきたいと思っています。
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