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カーテンコールについて思うこと
僕、よく、エンタメ談義をやるんですけど、そこでこの前出たのが「カーテンコールやスタンディングオベーションについて、どう思いますか?」という質問なんですね。
これはもう好みだと思うのですが、僕自身、いろんな舞台を観にいった時に、コアファンらしき人が仕掛ける強制的なカーテンコールが少し苦手だったりするんですね。
ただ、そこで立ち上がって拍手をしないと、悪目立ちしてしまうから、圧力に屈して、立ち上がったりしています(笑)
でも、皆、そういう経験おありだと思います。
なんか、そういうことはさせたくないなぁと思って、僕が演出の時はカーテンコールには応えないのですが、先日観に行ったとある舞台では、自分自身、客席で体験してみて、なんか、すっごい良いと思いました。
手拍子をするとお約束で必ず出てきてくださって、「志村後ろ」みたいな感じで、お客さんが出演者で遊んでいて、で、「何回やるんだよ」というボケっぽくもなっていていいなぁとも思ったんですけども、よくよく客席を観てみると、「何回やるんだよ」の仕掛け人が誰かというと、子供なんです。
子供って、しつこいじゃないですか(笑)
幕が閉まっているのに、子供が飽きずに、再び手拍子をして、そのまわりの大人がやり始めて、それが客席全体に伝わって、5〜6回のカーテンコールになっていたんです。
もう一度言いますが、僕が演出だったら、カーテンコールはやっていないんです。
でも、客席で、そのカーテンコールの成り立ちを観て見て、「ああ、これは、すっごく素敵だなぁ」と思いました。
これに対して一番やっちゃダメなのが、劇場のコアファンが、「あんなのは良くない」と言っちゃうことで、劇場がそんな場所になっちゃうと、子供の取り分がなくなっちゃうじゃない。
観劇中は、ちゃんと静かに観て、聞いていたんだから、最後の最後ぐらい、子供に遊ばせてあげたいし、「ああ、劇場って楽しいな」と思ってもらいたいし、と思ってもらって、また劇場に足を運んでもらえるようになると最高じゃないですか。
一つ確かなことは、次の世代が劇場に足を運ばなくなったら、文化が終わって、出演者や、劇場スタッフが食っていけなくなるので、僕の意見としては「上手に設計するなら」しつこいカーテンコールと、スタンディングオベーションは最高だと思います。
めちゃめちゃありきたりな着地でごめんね笑
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