2023.1.24
ニュース
モロ先生の授業「カーテンコールとスタンディングオベーションはアリか無しか?」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)

https://stand.fm/episodes/63cf2a4acdc9ec1e0fe7edfe

カーテンコールについて思うこと

僕、よく、エンタメ談義をやるんですけど、そこでこの前出たのが「カーテンコールやスタンディングオベーションについて、どう思いますか?」という質問なんですね。

これはもう好みだと思うのですが、僕自身、いろんな舞台を観にいった時に、コアファンらしき人が仕掛ける強制的なカーテンコールが少し苦手だったりするんですね。
 
ただ、そこで立ち上がって拍手をしないと、悪目立ちしてしまうから、圧力に屈して、立ち上がったりしています(笑)
 
でも、皆、そういう経験おありだと思います。

なんか、そういうことはさせたくないなぁと思って、僕が演出の時はカーテンコールには応えないのですが、先日観に行ったとある舞台では、自分自身、客席で体験してみて、なんか、すっごい良いと思いました。
 
手拍子をするとお約束で必ず出てきてくださって、「志村後ろ」みたいな感じで、お客さんが出演者で遊んでいて、で、「何回やるんだよ」というボケっぽくもなっていていいなぁとも思ったんですけども、よくよく客席を観てみると、「何回やるんだよ」の仕掛け人が誰かというと、子供なんです。
 
子供って、しつこいじゃないですか(笑)

幕が閉まっているのに、子供が飽きずに、再び手拍子をして、そのまわりの大人がやり始めて、それが客席全体に伝わって、5〜6回のカーテンコールになっていたんです。
 
もう一度言いますが、僕が演出だったら、カーテンコールはやっていないんです。
 
でも、客席で、そのカーテンコールの成り立ちを観て見て、「ああ、これは、すっごく素敵だなぁ」と思いました。
 
これに対して一番やっちゃダメなのが、劇場のコアファンが、「あんなのは良くない」と言っちゃうことで、劇場がそんな場所になっちゃうと、子供の取り分がなくなっちゃうじゃない。
 
観劇中は、ちゃんと静かに観て、聞いていたんだから、最後の最後ぐらい、子供に遊ばせてあげたいし、「ああ、劇場って楽しいな」と思ってもらいたいし、と思ってもらって、また劇場に足を運んでもらえるようになると最高じゃないですか。
 
一つ確かなことは、次の世代が劇場に足を運ばなくなったら、文化が終わって、出演者や、劇場スタッフが食っていけなくなるので、僕の意見としては「上手に設計するなら」しつこいカーテンコールと、スタンディングオベーションは最高だと思います。

めちゃめちゃありきたりな着地でごめんね笑

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