2023.3.14
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モロ先生の授業「辞めることをルール化するのって、結構いいよ」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)

https://stand.fm/episodes/640fc22b69845c16074ee41a

成功者が失敗する確率人気No.1「損切りできない」

何かの本に書いてあるような内容や、誰かから伝え聞いた話ではなくて、自分が実践しているいくつかのコトの中から、かなり自信をもってオススメできることです。
 
コミュニティメンバーさんならご存知だとは思いますが、僕は、「どうやったら上手くいくか?」ではなくて、「どうやったら確実に失敗するか?」という地雷の位置をリスト化して、そこを踏まないようにしている実にツマラナイ男です。

たとえば、「僕であろうと、イチロー選手であろうと、バッターボックスにバットを持っていくのを忘れたら、ヒットを打てない」みたいな。
 
「失敗」って、再現性が高いんですね。誰でも失敗できちゃう。
 
なので、失敗をリスト化するわけですが、人間、かなり高い確率でやらかしちゃうのが、「成功したものにブラ下がりすぎちゃう」です。
 
せっかく成功したのだからブラ下がることは結構ですが、「ブラ下がりすぎる」というのは、ちょっと問題です。
 
つまり「損切りできない」というやつですね。
 
歴史を振り返ると、成功した人(あるいは会社)が落ちていくパターンの圧倒的人気 No.1は「損切りできない」なんです。
 
これはもう歴史が証明しています。

V字回復より新規事業の方が成功率が少し高い

でも、たしかに「損切り」って難しいんですよ。
 
「V字回復」ということが実際にあるので、なかなか踏ん切れない。
 
でも、歴史上、落ちていった人(会社)は皆、「V字回復」を期待して落ちていったわけで、逆に言うと、「V字回復」を期待せずに落ちていった人なんていないわけで、このあたりがメチャクチャ難しい。
 
そこで、僕はまず「V字回復する確率」と「新規事業を当てる確率」、どっちが高いかなぁ?と考えます。
 
勿論、どちらも確率は低いのですが、まだマシな方です。
 
そう考えると、「V字回復」を期待しているものというのは、自分の努力不足などではなく、結構、外的要因が大きいことが見えてくる。
 
要するに、自分の頑張りだけではどうしようもできないことです。
 
たとえば、「電話ボックスを作る事業をやっているけど、携帯電話が普及してしまった」みたいな。
 
こうなると、自分がどれだけ素晴らしい電話ボックスを開発しようが、チームのDXを進めようが、どうしようもない。
 
時代が、地球全体が電話ボックスを求めていない…というケースがある。
にも関わらず、長年続けてきた思い入れの大きい事業なので、なかなか捨てきれない。
 
実は、「V字回復」を期待する時って、このケースが多いと思うんですね。
 
一方で、電話ボックスの開発や営業によって、たまった知見や信用やネットワークなどがある。
 
この状態で始める新しい事業というのは、実際のところは完全な「ゼロ→1」の起業ではなくて、かなり、アドバンテージをもらっている状態での起業になります。
 
もちろん、アドバンテージがあるからといって、確実に成功することなんてないのですが、しかし、成功する確率は少しだけ上がる。
 
僕は結構、こっちにかけるタイプです。
 
つまり、「V字回復」よりも、「新規事業」を選ぶ。
その方が確率が高そうだからです。

損切りは感情ではなく、ルールでおこなう

ただ、新規事業をやるには、やっぱり「時間」が必要になってくる。
 
何かを辞めないといけないのですが、簡単には辞められない。
 
この問題をどうクリアするか?
 
僕は自分では決めきれないので、年に最低1個は何かの仕事を辞めるようにしています。
 
これはルールなので、万が一、その年、全ての仕事が上手くいっていたとしても、絶対に、何か一つを辞める。
 
完全に辞めるか、後輩にあげるか。
 
損切りを「感情」でおこなうのではなく、「ルール」でおこなっちゃう。
 
そうすることで、毎年、半ば強引に新規事業を立ち上げることになります。
 
そんな生活をずっと続けているのですが、これ、結構オススメです。
 
ずっとやってると「いやぁ、これ、まだ手放したくないなぁ」というのも全然あるんですが、損切りに関しては、自分の感情を信じるとロクなことがない。
 
繰り返しになりますが、「V字回復」と「新規事業の立ち上げ」…これ、どっちに進んでも成功確度は低いんです。ほぼ上手くいかないです。
 
ただ、「まだマシな方を選ぶ」という考え方でいくと、時間や予算や体力や信用やネットワークがあるうちに新規事業の立ち上げに賭けた方がいい。

肌感としては、「1発当てたら、そのあと、新規事業の立ち上げを3発スベっても死なない」といったところだったりします。
 
「上手くいっている事業であろうと手放す」というのは気持ち的には、なかなかハードルが高いかもしれませんが、ルール化で、そこを突破する。
 
これ、結構オススメです。

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