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これといった結論はないのですが、「まぁ、日本って、こうだよなぁ〜」という話です。
『えんとつ町のプペル』の「夢を持てば笑われて、声をあげれば叩かれる」は実に日本人っぽい
嫌なタクシードライバーさんもいれば、素敵なタクシードライバーさんもいるので、「タクシードライバーって○○だよね〜」とは言えないように、「日本人って○○だよね〜」とは一概には言えないのですが、とはいえ、「日本人の性格」のようなものはあるなぁと思っています。
キングコング西野さんの絵本『えんとつ町のプペル』のメッセージ「夢を持てば笑われて、声をあげれば叩かれる」というのは実に日本人っぽくて、ここに関しては、いろんな国の方が「なぜ?」と言っています。
ただ、じゃあ、海外が全員の夢を応援する、清廉潔白の「実力史上主義」かというと……
まぁ、そういう部分もあるけれど、それだけじゃなくて、日本じゃ考えられないほどの差別はあるし、僕らが現在アタックしている業界は、おそらく多くの方が思っている以上に「村社会」だったりします。
そこには宗教の問題も絡んできたりするので、日本の比じゃありません。
良し悪しは分かりませんが、日本と海外が「違う」のは確かです。
日本と海外の「違い」を目の当たりにして、そして日本人の強みや弱みを目の当たりにするわけですが、まず、「弱いなぁ」と個人的に思うのは、これ、意外なんですけども、「チームを組むのが下手」というイメージです。
スポーツを見ていると、日本は「個人のポテンシャルでは負けちゃうけど、チーム戦になると強い」というイメージで、実際に、そういう結果も出ていると思うのですが、でも、多分それって、全ての国が「同じ規格でチーム戦をやること」が前提にあって「一糸乱れぬ」を競うゲーム上の話であって…そうじゃなくて、そもそも「チームを組む、組まない」というゼロのところからスタートするとなった時に…「中華街」や、「コリアタウン」はあるけど、「日本街」って、あんまり見かけないんです。
日本人は「とりあえず、チーム・コミュニティーを組んで、一旦、自分達のパイを大きくしてから分けようよ」みたいな合理的な進め方はできなくて、意外と、個人戦に走るんです。
そして、そこに住んでいる日本人同士で、いがみ合っていたりします。
当然、皆が皆ではありませんが。
「競争はあって然るべきだとは思うのですが、競争を始めるのが早いから、各々の取り分が少ない」みたいなことが起きていて、ここらへんは日本の弱い部分だなぁという印象です。
あとは「マネーリテラシー」が絶望的になくて、「お金アレルギー」が半端ないので、「ビジネスモデルから創造する」という議論にならない(議論しようとする人間を叩いてしまうという)のは、圧倒的な弱点かなぁと思います。
優秀なプレイヤーを世に出すシステムが必要
シルクドソレイユのショーを見ていても、日本人パフォーマーさんは全然いるのですが、あのビジネスモデル(システム)を作り出せていない。
「ソフト作りは得意だけど、ハード作りは苦手」みたいな感じです。
ハードを押さえなかったら、基本的に世界なんて獲れないので、そこは僕らのチームの課題でもあるのですが、一方で、個々のプレイヤーは、優秀な人は本当に優秀だなぁと思います。
ああいう人達のパフォーマンスを見ていると(海外のパフォーマーには)全然負けてなくて、実に痛快で、あとは、ああいう才能を世に出すシステムだけだと、つくづく思います。
なんか日本の話になると、最近はもう「夢も希望もない」という風に向かいがちですが、負けているところだけに目を向けずに、ちゃんと勝っているところにも目を向けて、「それを、どう届けるか?」という議論をした方がいいよなぁと思っています。
その為には、日本の弱いところがどれぐらい弱くて、日本の強いところがどれぐらい強いのか、そこをキチンと議論して、解像度を上げるところからだと思います。
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