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ここ数年で、仕事の量と質が一気に増えた実感があります。
もちろん偶然や巡り合わせに助けられた部分も大きいし、支えてくれた人たちの存在が前提です。
ただ、完全に運任せだったかというと、そうでもなくて。
少なくとも「全体を俯瞰して動く」ことを意識してきた影響は、わずかながら確実にあったと思っています。
目の前の出来事に過剰反応せず、短期の評価に引きずられず、長い時間軸で物事を見る。
…と言うと立派ですが、要するに「今どこで戦っているのか」を見失わないようにしてきた、という話です。
この感覚がなぜ大事かというと、
今は誰かの芝生が特に青く見える環境だからです。
SNSを開けば、華やかな成果、目を疑う数字、脚光を浴びる姿が並ぶ。
一方こちらは、水面下で準備を重ね、反応も少ない日々を過ごしている。
そりゃ、心のバランスは簡単に崩れます。
どう考えても、向こうの方が輝いて見えるんだから。
そして、ここで多くの人がやってしまうのが、
自分で自分の積み重ねを壊してしまうことです。
たとえば、席数が限られた小さな店を切り盛りしている人が、本当に大切にすべきものは何か。
それは、毎週足を運んでくれる人であり、顔と名前が一致する人であり、次も来ると言ってくれる人です。
そのために必要なのは、一人ひとりと向き合うこと。
ところが、タイムラインには派手な成功例や、桁違いの反応が流れてくる。
すると、本来向き合うべき目の前の人よりも、
広く浅い称賛に気を取られ、空間よりも見た目を優先し、目的の曖昧な企画に走り始める。
結果、どちらも手に入らない。
これは能力の問題ではなく、立ち位置を見誤っただけの話です。
▼「関係」と「反応」を分けて考える
僕自身も、よく自問します。
多くの再生数を獲得することと、少数でも確実に作品を届けること。
どちらが今の自分にとって価値があるのか、と。
一瞬で消えていく反応と、時間をかけて積み上がる関係性。
どちらを優先すべきかは、戦っている場所によって決まります。
自分で整えられるのは、日々の積み重ねの精度だけ。
外から与えられる評価や成果は、コントロールできません。
それなのに、他人の完成形に心を乱されて、
自分が磨くべき過程を手放してしまったら、本末転倒です。
他人の「到達点」と、自分の「道半ば」を比べる。
そんな勝負、最初から分が悪いに決まっています。
だから結局、やることは一つ。
今の段階を丁寧に生き続けるしかない。
僕の場合、大きな評価を受ける機会は数年に一度で十分だと割り切っています。
それまでは、目の前の人との信頼を積み重ねることに集中する。
こうして、自分の中で「今取りに行くもの」を言葉にしておくと、
余計なノイズに振り回されにくくなる。
結果として、仕事の広がり方も自然と加速していった。
そんな実感があります。
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