2025.12.27
諸江史耶
モロ先生の授業「生徒さんが主役になる【モロオフ会発表会イベント】」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://stand.fm/episodes/694f09533ed89e8edd46525c

生徒さん限定コミュニティ「モロオフ会」で、毎年年末に行っているのが【発表会イベント】で、こちらは
“発表会だけど、発表会っぽくないイベント”です。

いわゆる「完成度を見せる場」ではなく、
集まること自体を楽しむ場として設計しています。

▼発表会=年末の集まり、くらいでちょうどいい

発表会という言葉を聞くと、
「ちゃんと仕上げなきゃ」「失敗できない」
そんな空気が生まれがちです。

でもモロオフ会の発表会は、
一年を振り返って顔を合わせる場
最近どう?と近況を話す場
その延長線上に、たまたま演奏や発表がある、くらいです。

あらかじめハードルを下げておくことで、
参加する側も、観る側も、自然体でいられる。

そんなイベントには毎年10人以上の「初参加」の方がいらっしゃって、その多くが
「思ってたより楽しい」
「想像より温かい時間だった」
そんな感想を持ってくださります。

▼観るイベントではなく、混ざるイベントにする

今、求められているのは
じっと座って最後まで鑑賞する時間ではありません。

・演奏を聴きながらおしゃべりする
・知らない生徒さん同士が言葉を交わす
・演奏合間で自由に動き回る

こうした“流動的な時間”があることで、
イベント全体が生きた空間になります。

そのため、
出番と出番の間をびっしり埋める進行はしません。
あえて何も起きていない時間をつくる。

この余白があるからこそ、
応援の声が自然に生まれ、
演奏する側も「評価される人」ではなく
場を一緒につくる人になれるのです。

上手い人が目立つ場にしない

モロオフ会の発表会で大切にしたいのは、
「誰が一番上手か」ではありません。

・初めて人前で弾く人
・緊張しながらも挑戦する人
・失敗して笑ってしまう人

そうした姿に、
「いいね」「頑張れ」と声が飛ぶ空気こそが、
このコミュニティの価値だと思っています。

▼続いていくイベントは、設計がやさしい

長く続くイベントには共通点があります。
それは、
参加する人が無理をしなくていい構造になっていること

準備しすぎなくていい
完璧を求められない
途中参加・途中退出もOK

こうした設計が、
「来年も行こうかな」につながります。

▼主役は、いつも生徒さん

モロオフ会発表会は、
講師や運営が目立つ場ではありません。

集まってくれた生徒さん一人ひとりが主役で、
その場にいる全員が、
少しずつイベントを完成させていく。

そんな発表会を、
これからも育てていきたいと思っています。

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