2025.12.28
諸江史耶
モロ先生の授業「不安の正体と、表現者としての向き合い方」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://stand.fm/episodes/69505b2689f53fcc19082d20

MV制作がいよいよ大詰めとなっておりまして、ピアノの出来栄え自体には、ある程度の確信が持ててきました。
一方で不安なのは、その先。

「これが、ちゃんと必要な人のところまで届くのか」

MVを作るときも、ライブをするときも、最後に立ちはだかるのはいつもここ。
完成度や技術の話ではない。
“伝わるかどうか”という、こちらではコントロールしきれない領域への恐れがそこにはあります。

■ MV制作で感じること

MVは、音楽を視覚に翻訳する作業です。
曲に込めた感情や物語を、映像という別の言語に変換します。

だからこそ、
「いいものを作った」という手応えと
「それが本当に見られるのか」という不安は、常に同時に存在します。

特に、いくらいい演奏ができたとしても、
「僕を知らない人は入りにくいのではないか」という懸念も生まれます。

作り手の側は、いい演奏ができたつもりでも、
受け取る側がそう感じるかどうかは、別問題。

このズレを完全に消す方法は、正直まだ分かりません。
だから今できるのは、思いつく限りのアプローチを重ねることしかないですね。

一本のMVにすべてを託すのではなく、
短尺、切り抜き、制作背景の共有…などなど。
形を変えて、何度も差し出そうと考えています。

数を出すことは、妥協ではなく、精度を上げるための訓練でもあるわけです。

■ 不安は、止まれという合図ではない

不安があると、人は止まりたくなります。
でも、これまでを振り返ると、
何かを積み上げてきた時期は、決まって不安の中にいました。

自信があるから動くのではなく、
動き続けるから、かろうじて心が保たれる。

MVも、そもそもピアノ自体も、
最終的に評価するのは自分ではない。

けれど、
「届けようとしきったかどうか」だけは、はっきりと自分の責任です。

隠れない。
結果に背を向けない。

覚悟を持って作り、
覚悟を持って出し続ける。

それが、今の自分にできる唯一の誠実さだと思っています。

それが、MV制作であり、
僕がピアノを弾くということなのだと思います。

▼音楽教室生徒・講師募集中!

サウンドフリージョイのレッスンを体験してみませんか?

固定のカリキュラムが存在しない、自由に自分のペースで進められる教室です。

ピアノ、ボイトレ、トランペット、ホルン、クラリネット、作曲、編曲などのレッスンが受講可能!

https://sound-freejoy.com/lesson

詳細はこちらのリンクから↓

また、一緒にお仕事ができる講師の方も募集しております。

詳しくはこちら↓

https://sound-freejoy.com/2279

\公式LINEができました/
▼サウンドフリージョイ 公式LINEはコチラ↓

https://lin.ee/NnzqcDE