2025.12.31
諸江史耶
モロ先生の授業「年末に続いている理由は『場の設計』にある」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://stand.fm/episodes/69545241554157a9ace7b325

来年2026年の8月に、るーさんが「私の生徒や関係者とも、モロオフ会の発表会イベントのようなことをやりたい!」と申し出があったので、今日はそのやりがいと、難しさをお話ししたいと思います。
決して「やめておけ」という話ではなく「めっちゃいいと思うから、ここは押さえておこう」というお話しです。

気づけば、年の終わりに行う生徒さんが主役の『発表会イベント』は、今年の開催で5回目でした。
毎年無事に幕を下ろせているのは、ステージに立つ人だけでなく、裏で支えてくれる仲間や、あの独特の空気を楽しんでくれる参加者の存在があってこそです。

続けていく中で、最近あらためて意識するようになったことがあります。
それは「場に集まる人の集中力や体力には限界がある」という、とても当たり前で、でも見落とされがちな事実です。

あそこには徹底した時間と感情の管理システムがあって、それはマニュアルではなく、その場にいるイベント屋が場の空気やお客さんの表情を的確に捉えて、進行をしていく必要があるんです。

発表会は、誰か一人のための舞台ではありません。
同じ空間と時間を共有している以上、そこには暗黙の流れや約束事が存在します。
それを守ることもまた、表現者として大切な姿勢だと感じています。


「発表の場」ではなく「年末の集まり」にした意味

このイベントを、いわゆるコンサートやフェスのような位置づけにしなかったのは、今振り返るととても良い選択でした。
年末の締めくくりとしての集まり、という捉え方にしたことで、日頃お世話になっている方々も自然と足を運びやすくなりました。

本番が終わったあと、その勇気と演奏を讃えて初対面の人同士で乾杯したり、偶然同じテーブルを囲んだ人同士が語り合ったり。
立場や肩書きを超えた会話が生まれるのは、こうした“余白”があるからだと思います。

実は、この何気ない交流こそが、「また来年も参加したい」と思ってもらえる理由の一つになっています。
ステージ上の出来事だけで完結しないこと。
人の営みや季節の習慣とつながっていること。

年末という節目に寄り添っているからこそ、この発表会は無理なく続いてきたのだと、最近しみじみ感じています。

8月は「夏休み」または「夏祭り」を利用して、こうした交流の場を作る方が良さそうなので、僕もイベントプロデュースとして入って、サポートしていきたいと思います。

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