2026.6.20
諸江史耶
モロ先生の授業「同じ土俵か、違う土俵か」

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://stand.fm/episodes/6a35ba82652f16e2f413829d

▼同じ土俵か、違う土俵か

僕は一応経営者でもあるので、常に会社の売上に気を配りながら、新規事業を立ち上げたり、組み立てたりしているのですが、その際まずは「仮想敵」として競合他社を見立てて、ここに勝つにはどうすればいいかを検討します。

この時に僕が特に大事にしている考え方が、その仮想敵と同じ土俵で戦うのか?または違う土俵で戦うのか?ということ。

例えば「ピアノの発表会」は、ヤマハ音楽教室さんの主催だと、厳かで綺麗な格好をして、普段立てない素敵な会場で、普段味わえない緊張感の中で披露することができる価値があります。

これに対して同じモデルでありながら、ヤマハの課題を見つけてアップデートした形で戦うのが前者で、そもそも厳かな雰囲気や正装さえ無くし、ヤマハが出来ない(持たない)価値で勝負するのが後者で、僕たちフリージョイはずっと後者を突き詰めてきました。

人がどこに価値を感じるのかを観察した先に答えがある

これと全く同じ考えで今、注目しているのがレンタルスタジオの戦い方です。

レンタルスタジオはその名の通り「ある目的を果たすためにレンタルされるスタジオ」な訳で、僕らの場合その目的の多くは「音楽」にあります。

ここだけに着目すると、全競合が同じ土俵で戦うことになってしまい、そこには「不動産の所有数」や「初期予算」など、どうしても敵わないハンデが存在するため、参入障壁が高くなってしまいます。

ですが、この「スタジオ」というものの価値を、もう少し俯瞰で見たときに、そもそも音楽ができること以前に、屋根と鍵がついていて、一定数のお客さんが出入りしている建物には、別の価値が存在しているなあと思ったんです。

そこで新規事業として立ち上げたのが「ジョイスタジオ作品展」です。

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これにより、レンタルスタジオと音楽教室として機能していた場所に、新たに「個展会場」としての価値を作ることができたわけです。

これは展示を希望されるクリエイターさんにとっては、作品を展示できる場所が作れるし、僕らにとっても、スタジオが華やかになり、かつあわよくば収益にもつながり、双方にメリットを作ることができます。

そしてこの考えに至ったのは、頑なに「違う土俵で戦う」ということにこだわった結果で、視野を広く、お客さんが感じる価値と可能性を見つめ続けてきた結果かと思います。

あなたのサービスにも、きっとまだ誰も再設計していない市場がたくさん眠っています。

ぜひ、人がどこに価値を感じるのかを観察した先を、今まで以上に注目してみてください。

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