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▼「消えるエンタメ」と「残るエンタメ」
約400万円を投じた絵本ライブは大成功を収めた一方、終了後に残るのは記録映像だけであり、だからこそ「ジョイスタジオ」に人生を賭ける理由と可能性を改めて伝えたいと思います。
一度きりの時間を共有するライブエンターテインメントは、舞台美術や照明、装置、空間までも消えていくからこそ価値があるともいえます。
とはいえライブエンターテインメントは大きな投資をしても形として残らない、特殊なビジネスであり、一夜限りの世界を創り上げる挑戦にみんなが熱狂しています。
ライブエンターテインメントの宿命である「終われば消える」という構造に対し、僕は今、「ジョイスタジオ」という未来に残り続ける“自分たちのハコ”を、もっと生かすことはできないだろうかと考えています。
▼消費されず、蓄積されるエンタメ
自前の施設を持つことで、消えていた投資が未来に積み重なる資産へと変わり、エンターテインメントの構造そのものが変わる。
ジョイスタジオでは、自社で制作した作品やパフォーマンスを資産として蓄積し、館内で鑑賞可能にする事で、年月とともに唯一無二の価値を持つ、自分たちだけのフィールドを育てていくことができる。
そう考えるとジョイスタジオの今後の構想は、レンタルスタジオと作品展示という二つの価値を持ち、互いを高め合うことで、ライブエンターテインメントにはない圧倒的な強みを生み出すとみています。
価値を循環させる、極めて優れたビジネスモデルになる可能性があるのです。
▼「どうバズらせるか」ではなく、「どこで育てるか」
そしてもう一つ、今後のイベントの価値は、AIでは生み出せない土地・時間・思い出などによって生まれます。
圧倒的スキルはもはや「スタートライン」で、AIとの差別化を持たないコンテンツは淘汰されていくことは決定しています。
それは、スタジオ作りでも、作品展示でも同じこと。
多くの演出は技術とデータの普及によって模倣可能になり、世界中で似たようなイベントが生まれる時代になりました。
技術が一般化した今、重要なのは「どうバズらせるか」ではなく、「どこで育てるか」という唯一無二の場所の価値だと思います。
▼唯一無二の場所が、未来のエンタメを創る
つまり価値を生むの技術の差ではなく、その土地にしか存在しない歴史・文化・記憶と結びついた唯一無二の物語となっていきます。
技術や演出はコピーできても、その土地に積み重なった歴史や物語を持つ場所の価値はコピーできないので。
これから価値を持つのは、美しい技術や演出ではなく、その場所でしか成立しないインスタレーションです。
これこそが演出がコモディティ化した時代の競争優位であり、レンタルスタジオを舞台にした「ジョイスタジオ作品展」大きな可能性があると思っています。
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