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新しいアイデアは客前で試して、反応を見て、改善していく
過去、先輩にいただいたアドバイスで、今も実際に効果が出ているアドバイス(手触り感があるアドバイス)があります。
それは「新しいアイデアができたら、とにかく人に喋れ」です。
職業によって「新しいアイデア」の定義は様々で、レッスンのネタの場合もあれば、結婚式のスピーチの場合もありますよね。
僕の場合は主に音楽教室・スタジオ・イベント関連の『プロジェクト』です。
これを、原稿用紙の上で、あるいはパソコン上でブラッシュアップするのではなくて、「人前で喋れ」と僕の先輩は言ったんです。
つまり、客前で試して試して、そこで反応を見て、改善していく…ということをするわけです。
たとえば、友達の結婚式のスピーチを頼まれた時とかって、事前に人前で試したりします?
おそらく、家で一人で自主練して、ぶつけ本番でやっちゃってますよね?
それだと、当日、予想していた反応がなかった時に、メンタルが揺れるんですね。
逆に言うと、(これはあんまり良い例ではないですが)レッスンでも「ここ、毎回スベるなぁ」というのが事前に分かっていれば、慌てることもない。
「事前にスベることが分かってるんだったら、そのクダリをカットしろよ」という話ですが(笑)
「新しいアイデアができたら人前で喋れ」をプロジェクトになるとやりたがらない理由
で、これを「プロジェクトでもやれ」と先輩は僕に言ったんです。
ただ、結婚式のスピーチとかであればみんなやるのに、自身のプロジェクトになった途端に、皆、やりたがらないんです。
理由は2つ考えられます。
一つは「パクられる」というリスク。
そして、もう一つは「ネタバレ」のリスク。
たしかに、パクられた時のダメージは大きい。
そして、「ネタバレしたくない」という気持ちも良く分かる。
でもね…
「なんでパクられるんだろう?」ということを掘り下げて考えてみた時に、「ほぼ誰も見ていないところでコソっと出しちゃうからパクられる」というのがあると思うんですね。
世界最大のダイヤモンドの最も安全な保管場所って、「押し入れの中」とかじゃなくて、「渋谷ハチ公の頭の上」だと思うんですね。
皆が見ている場所に出しちゃえば、誰もパクれないじゃないですか?
だって「あいつがパクった」と、後から皆に言われるんだから。
この考えで、「パクられるリスク」というのは潰せると思うんですね。
次に、「ネタバレ」についてなんですけども、これはもう結果が出ているのだから、いいかげん前に進んで欲しいなぁと思うのですが…今どき、「まったく内容が分からない映画や舞台」を観に行きます?
2〜3時間奪われるのに、その博打に出る勇気がある人って、本当に少数だと思います。
そして、なにより、そこまでする人は、ネタバレページを開かない。
これ、毎回思うんです。
「見る・見ない」の決定権はお客さんが持っているのに、作り手側が「ネタバレがー」とか言ってるのよく分からないんです。
「サプライズ要素が強いもの」なら、まだ分かる。
だけど、たとえば、シルク・ドゥ・ソレイユのショーをYouTubeで観ちゃった人が、旅行でラスベガスに行った時に、「もうYouTubeで観たから」という理由で、シルク・ドゥ・ソレイユを選択肢から外します?
いや、外す人もいるけど、むしろ、「YouTubeで観たアレを生で観たい」の方が多いと思うんですね。
「-2 + 100」みたいな計算なのに、多くの作り手は「『-2』が入ってるから止めよう」と判断していたりするんです。
「…いやいや、あなた、2人を守って、98人を逃がしてますよ」という話です。
なので、よっぽどサプライズ性を持たせたいアイデアでなければ、どんどん話して試してみたほうがいいと思います。
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