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▼届けきれなかった悔しさ
以前、僕は人生で初めてのミュージックビデオを制作しました。
タイトルは、『諸江人生初のミュージックビデオ 〜ショパンスケルツォ第2番〜』。
ピアニストとして、一つの作品を映像に残し、より多くの人に自分の演奏を届けたい。そんな思いを込めて制作した作品です。
▼ こちらからご覧いただけます。
自分なりに思いを込めて作った作品ですから、今でも大切な作品の一つです。
しかし、作品を作ることと、その魅力を世の中に届けることは別の話です。
どれだけ時間をかけて、どれだけ情熱を注いで作品を完成させたとしても、それだけで多くの人に届くわけではありません。
振り返ってみると、このミュージックビデオを十分に届けきれなかったことには、悔しさがあります。
もちろん、作品を作ったこと自体に後悔はありません。
ただ、作品を生み出すことに満足してしまい、その先にある「どうすれば必要としている人に届くのか」という部分まで、十分に考え抜けていたのだろうか。
そんな問いが残りました。
僕たち株式会社フリージョイは、エンターテインメントを通じて、人の心を動かすことを目指しています。
だからこそ、作品を作るだけではなく、その魅力を届け、実際にお客さんに楽しんでいただくところまでが、僕たちの仕事なのだと思います。
そして、この経験を振り返ったとき、もう一つ気づいたことがあります。
それは、あのとき思い描いていた目標にこだわり続けることだけが、正解ではないということです。
▼失敗が教えてくれた、新しい目標
もし、あのミュージックビデオが思い描いたとおりの成果を上げていたら、僕はそのままクラシック音楽を中心とした活動を続けていたかもしれません。
もちろん、クラシック音楽は今でも大切ですし、これからも演奏し続けたいと思っています。
しかし、思うように届けきれなかった経験があったからこそ、自分の活動を改めて見つめ直すことができました。
そこで見えてきた新しい目標が、「ディズニーソング・ピアニスト」として認知されることです。
ディズニーソングには、世代や国境を越えて人々の心を動かす力があります。
そして、僕自身がピアノを演奏するだけでなく、ジョイスタジオという場所を通じてディズニーの世界観を楽しんでいただいたり、演奏動画をきっかけに生演奏を聴きに来ていただいたりと、活動を広げていく可能性もあります。
一つの作品を届けることに苦戦した経験が、作品単体の完成度だけではなく、活動全体をどう設計し、どうすればお客さんに楽しんでいただけるのかを考えるきっかけになりました。
もちろん、ディズニーソングに取り組めば必ず成功するわけではありません。
これから発信を続けても、思うように反応が得られないことはあるでしょう。
それでも、挑戦しなければ、自分にとって本当に可能性のある道を見つけることはできません。
大人になると、経験を積むほど失敗を避けるのが上手になります。
失敗しそうなことには手を出さず、過去に成果が出た方法を繰り返す。そのほうが、短期的には安心できるかもしれません。
しかし、それだけでは、自分の可能性を広げることも、今まで気づかなかった課題を発見することも難しくなります。
大切なのは、失敗しないことではなく、失敗から何を学び、次の挑戦にどう生かすかということです。
『諸江人生初のミュージックビデオ 〜ショパンスケルツォ第2番〜』を十分に届けきれなかった経験は、僕にとって決して無駄ではありませんでした。
むしろ、その経験があったからこそ、これから力を入れるべき方向性が見えてきたのだと思います。
これからも、ピアニストとして、そして株式会社フリージョイの経営者として、さまざまな挑戦を続けていきます。
挑戦する以上、すべてがうまくいくとは限りません。
それでも、失敗を恐れて立ち止まるのではなく、失敗したからこそ見える景色を大切にしたい。
過去の失敗を、未来の可能性に変えていく。
そんな姿勢で、これからも新しいエンターテインメントを生み出していきたいと思います。
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