結論、僕に5年後の目標は「ありません!」
今を生きることが楽しすぎて、そんな先まで考えていないので。
ただ、「5年後の日本・世界はどうなっているのかなあ」と考えながら行動はしています。
なので、ちょっとテーマとは逸れてしまいますが(テーマ通りだと「ありません!」で終わっちゃうので)5年後の未来予想の正確性についてお話しします。
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昨日、「10年後になくなるかもしれない仕事ランキング」というのを見つけました。
それを見ると、1位が【小売店販売員】だったんです。
同じようなランキングはたくさんあるのですが、大体、「販売員」が上位にランクインしています。
その理由として、
「レジの自動化が進むから」とか、
「アメリカでは電子マネーを使った決済による無人の店舗ある」とか、
あとは、
「スマートフォンの普及によってインターネット通販市場は拡大しており、ほとんどのものは通販で購入することができるから」といった理由が並んでいました。
「スマートフォンの普及によって…」って、いつの時代の話をしてんだよ、とは思いましたが……それはさておき、このランキングにちょっと疑問を持ったので、その話をさせていただきます。
こんな仕事しているもんだから、僕は、一線で活躍するクリエイターや起業家の友達が結構多い方でして…きっと彼らも、このランキングには同じような意見を持つと思うのですが、「販売員という仕事が無くなる」ではなくて、「そのマインドだったら、販売員という仕事は無くなるよね」が正しいところだと思っています。
このランキングって、かなり「利便性」というものがモノサシになっている気がしていて……
そりゃ、「皆が利便性を追求する」という前提だったら、たとえばG A F Aみたいな大資本が、メチャクチャ便利な無人コンビニをポコポコと作ったら、利便性を求めている人達は、そこに飲み込まれますよ。
だって、便利なお店を探しているお客さんからしたら、利便性競争しているA店とB店とC店があったら、一番、使い勝手のイイ店を選ぶに決まってるじゃないですか。
でも、世界の全てがそっちに向かっているわけじゃないですよね?
もし、そうならば、いまだに「スナック」がある説明がつかない。
「スナック」よりも安い居酒屋はいっぱいあるし、
「スナック」よりも美味しい居酒屋はいっぱいあるし、
「スナック」のママよりも、愛想の良いキャバクラ嬢さんなんて、いっぱいいますよ。
サービスのクオリティーで言ったら、鳥貴族の方が1000倍素晴らしかったりします(笑)
ただ、結局、何にお金を払っているかというと、無愛想だけどほっとけないママ(場合によってはお爺ちゃん)とか、そのママに集まって来たお客さんとのコミュニケーションにお金を払っている。
あれが、電子パネルで注文して、お酒が自動で出てきて、決済もスマホでピッという感じだったら、便利かもしれないけど、そんな店、僕は絶対に通いません。
「フザけんなよ〜」って言いたかったりするんです。イイ感じに迷惑を被りたいんです。
僕がスナックに期待しているのは、「ママが張り切って、電子パネルを導入したけど、電池が切れているから使えない」です。
スナックの場合なら、そういったコミュニケーションを買っている。
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「10年後に無くなる仕事」の一覧には、「コミュニケーションが絡む仕事は生き残る」とあったのですが……洋服屋さんも、メガネ屋さんも、店によっちゃ「あの人から買いたい」とか「あの人が働く店にお金を落としたい」というのがあって、それって明らかにコミュニケーションが絡んでいるじゃないですか?
小売店であろうと、結局、「何を売るか?」というところがメインテーマだと思うんですね。
コミュニケーション以外でも、そうだなぁ……
たとえば「初詣のお賽銭を電子決済で」と言われても、僕らはそんなのしないじゃないですか?
僕なんて、現代の現金の価値は「音が出る」ということだと思ってるんですけど、お賽銭はやっぱり賽銭箱に投げて、「ジャラン」という音を鳴らしたいじゃないですか。
あれって、利便性もクソもでも無いですよね。
なんでもかんでも人が便利なものを求めるかと思ったら大間違いで、「販売員=ロボットのように正確に働いてくれる人」と位置づけたら、そりゃ、その販売員さんはロボットに代替されますが、「販売員=手伝いたくなる人」と位置付けたら、ロボットが逆立ちしても、その仕事は奪えない。
なので繰り返しになりますが、「販売員の仕事が無くなるんじゃなくて、そのマインドだったら、販売員の仕事は無くなるよね」という話です。
こんなことを考えながら、日々を生きています。
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