モロ先生の授業「負の経験が財産になることも」

2025.3.11

諸江史耶

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最近もっぱら少なくなった事は「怒ること」です。

過去、というか去年までは毎週のように怒っていたし、その都度やっぱり疲れていました。

思えば僕は中学生くらいまでほぼ怒ったことがないくらい温和な子どもだったのですが、記憶に残っている中で初めてガチギレしたのは「音大進学を親に反対された時」だったと思います。

どうして自分の人生を否定されなきゃいけないの？と今でも思っているし、親の気持ちも理解はできるけど、それでも背中を押して欲しかった悔しさや悲しさが勝ってしまい、腹を立てたことを覚えています。

しかし、努力量では誰にも負けない自信があり、結果で証明しようと決意。

いい意味でも悪い意味でも、その時の怒りがのちの努力のエネルギーとなり、大人になった今でもピアノや仕事を頑張る活力になっているのだと思います。

もちろん、怒り以外の感情がエネルギーになれば最高ですが、時にこういった「負の経験」が財産になることもあるよなあと、ノスタルジーに浸った、ピアノレコーディング当日の朝の放送でございました。

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